サーボテスタをつかってみた

はじめに

手元にRCサーボが増えてきたので、動作確認用にサーボテスタを購入しました。
マイコンでPWM信号をつくって動作させることもできますが、そこにかける時間ももったいないので既製品を購入しました。
今回、購入したのは 

です。入力電圧が4.8~6Vのものが多いなかで、8.4Vまでの入力が可能なことと、電源の接続が端子台とXHの3ピンコネクタが選べることが決め手です。

動作仕様

ボリュームの回転に応じてサーボの角度が変化します。
タクトスイッチを押すと中立の状態に固定されます。
 中立の状態(スイッチで切り替え可): PWMのHigh期間 1.5[ms]
 ボリュームを左に回し切った状態  : PWMのHigh期間 0.5[ms]
 ボリュームを右に回し切った状態  : PWMのHigh期間 2.5[ms]
 周期 : 20ms(50Hz)
PWMの変化する範囲が1.5±1.0[ms]と広いので、サーボによっては可動域を超えた設定になる可能性があるので注意が必要です。

回路構成

1チップのCPUで、サーボ用のPWM信号の生成、電圧表示用の7セグメントLEDと中点位置に移動するためのスイッチを制御しています。
CPU
 15W402AS。20ピンのSOPサイズ。
 クロックジェネレータ内蔵で周辺部品は不要です。
電源回路
 基板内の電源用に、レギュレータで5.0~8.4Vの入力を3.3Vに降圧しています。
 レギュレータは、定番のAMS1117-3.3です。
7セグメントLED
 電源電圧を抵抗分圧後にAD変換して、電圧値を2桁で表示しています。
スイッチ
 スイッチを押すたびに、中立と手動が切り替わります。 

まとめ

 サーボテスタとしては、可もなく不可もなくといった感じです。
 Arduino等を使って同様のものを自作することも可能ですが、お安い(1200円ぐらい)ので、購入するのがおすすめです。
 複数のサーボを同時に操作したい場合は、6ch版のものがおすすめです。  

 

おまけ

 基板むき出しは危険なのでケースを作りました。